変動要因
金は、景気、インフレ/デフレ、株価、金利、国際情勢等、変動要因が多種にわたるため世界的な需要統計を把握することが
商品先物
取引の中でも困難であるとされています。
このほか、南アフリカの鉱山会社のストライキ、生産国であるロシア等の売却情報等も先物取引市場に大きな影響を及ぼすことがあります。
供給動向
生産は南アフリカが15%を占めるが、同国の鉱山は1970年の1000トンをピークに減少し続けています。
一方増加傾向にあるのがアメリカ、オーストラリア、インドネシアやペルーである。
これらの国で開発された鉱山は、南アフリカと比べて生産コストが非常に安い特徴があり、増産傾向のひとつの要因と思われます。
二次供給として、宝飾品、歯科材料、エレクトロニクス製品その他のスクラップからのリサイクルがあります。
IT、医療分野などの伸びを受けて半導体の使用量が増加傾向にあり、近年ではその量は無視できないほどにまでなってきています。
また、生産者は価格変動に備えて
商品先物取引
とオプション市場を利用してリスクを回避している場合が多く、
近年はこれが増加して金先物の市場の圧迫要因となる場合があります。
需要動向
宝飾用需要が全体の約8割を占める。インドでは農家が収穫後に得た現金を金に変える傾向があり、
同国は世界最大の消費国となっています。
このため先物相場も天候等、作物の収穫量に影響を受けることがあります。
その他の分野として、エレクトロニクスでは半導体、集積回路、トランジスタ、歯科用では人体に悪影響を及ぼさないためパラジウムなどとあわせて使用されます。
この他、退蔵用の需要がある。金はインフレ時に紙幣が紙くずになるような状況でも価値を失わないとされ、有事に備えて退蔵される場合があります。
現在はデリバティブ等の存在のため、この需要は減少傾向にあります。
特性
伝導性、耐腐食性などの優れた特徴をもっています。
そのため、古くから宝飾品、通貨などとしての役割を担ってきました。
現在では、半導体、集積回路等にその特徴が生かされています。
また、厚さ0.1ミクロンの金箔にできるほどの延性を持っています。
このように非常に柔らかいため、銀や銅との合金として使用される場合が多くなっており、この純度を表す単位は一般的に「カラット」といわれ、24分率で表す。24K(カラット)の場合24/24で100%、18Kの場合18/24で75%である。俗に「24金」などと呼ばれるものがこれです。
ちなみに、日本では純度99.99%で24Kを名乗ってもいいことになっています。 |